今回はヒューマンエラーと内的要因の関係性についてです。
前回の記事でヒューマンエラーの要因として内的要因をあげました。
ヒューマンエラーの種類を見ると、エラーを起こした当事者が原因で
大きな問題につながっているケースが多いです。
具体的にどのような内的要因があるかみていくと、
次のようになります。
①不可能なもの
②し忘れ、記憶の間違い
③能力、知識不足
④確認すべきことを怠る
⑤手抜きや手順の省略によるもの
1つずつみていくと、
①は無理な仕事や相談を断れずに受けた場合です。
②はすべきことを忘れたり、聞き間違いなどから情報を誤って認識する場合です。
③はその仕事に必要な資格や技術がない状態で進めることです。
④は曖昧な点を確認せずそのまま進めてしまうケースです。
上司と部下の関係で仕事をしている場合はこのパターンが最も多いです。
⑤は面倒な作業をやらなかったり、手順通りに進めないことです。
ベテラン者に多くみられます。
個人単位で要因を絞って考えてみると②と⑤が、
対人関係が発生すると①、③、④が要因としてあがります。
これを踏まえて考えてみると、
どんな思考や行動にいたったときヒューマンエラーが起こってしまうのかを
予測することができるのです。
今回はここまでです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。