今回はスキーマの危険性についての記事です。
人間はよく行っている行動や手慣れた作業や操作、仕事をしているとき
は、無意識に体を動かしています。
こうした行動をスキーマといいます。
日常生活を例に挙げて説明すると、
階段を上がるときは意識して足を動かしていますが、
安全で緩やかな階段を上る場合、ほとんど無意識に足を動かしています。
このように、無意識にできる作業や操作、仕事はかなり効率良く進めること
ができます。
ですが、人間はロボットではないため、
スキーマエラーが生じます。
体調の悪い日や、悩み事を抱えているときは特に注意が必要です。
スキーマエラーから危険な事故につながる可能性も多いです。
では、どうすればスキーマエラーを防ぐことができるのでしょうか。
具体的な方法がいくつかあります。
まず、仕事を始める前に指差呼称をすることをお勧めします。
脳の覚醒を高めるのにも有効です。
体を動かすことと声を出すことで、脳に刺激を与えるのです。
また、単純作業の場合、眠気が脳の覚醒度合いを下げるため、
予防策として、昼休みに15分から20分くらいの昼寝をすることをお勧めします。
これは、医学的にも有効と認められている方法です。
今回はここまでになります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。