安心することと安定すること

安心して暮らせるのがいい。

安定して暮らせるのがいい。

この2つの文章は似ていますが、意味は異なります。

安心とは、気掛かりなことがなく、心が落ち着いた状態であること。

安定とは、変化がなく、物事が落ち着いた状態であること。

誰もが安心して暮らせることを望んでいますが、

誰も安定して暮らせることを望んでいるかというと、

Noと答える人も多数出てくると思われます。

なぜかというと、

安定に慣れてしまうと、挑戦することを忘れてしまうからです。

何の変化もなく、刺激のない毎日は最初は平和で過ごしやすく感じます。

ですが、次第に変わりばえのない毎日に不満を抱く感覚が出てきます。

同じことの繰り返しに本当に自分はこれでいいのかと疑問を持ち、

場合によってはいつまでこんな状況が続くのだろうと生きにくささえ感じること

になります。

 

本当の安心とはどうすれば実感することができるのか。

それは、自分の4つの欲求感情が満たされてとき初めて感じることができると言われます。

4つの欲求感情とは、承認、挑戦、つながり、安心です。

承認とは、人からも自分自身からも認められている存在を実感したいという感情です。

挑戦とは、自分がワクワクする何かにチャレンジしたいという感情です。

つながりとは、馴れ合いの付き合いではなく、自分が幸せを実感できたり、成長を実感できたりする人との付き合いがあるということです。

安心以外の3つの感情が満たされたとき、人は本当の安心を感じることができます。

つまり、本当に安心することは安定することではないのです。

例えば、毎月給料が一定の金額支払われていて、安定した生活ができている人がいたと

して、心境を聞いてみると、先行きが不安と感じている人が多いという問題です。

挑戦する感情が満たされていないのが原因だと考えられます。

 

私も何年も社会人をしていて、刺激を求めたいと挑戦の感情を抱くことが増えてきました。そんなときは、やったことのないスポーツにチャレンジしてみたり、行ったことのない場所を旅行してみたりします。

昨年は初めて友人と海外に旅行に行き、とても刺激的な経験をしました。

変化することを恐れず、人生を過ごしたいものです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。